ロンドンの「ウォーキートーキー」ビルが車を溶かす
高層ビルが立ち並ぶ世界の大都市の中で、車や他の建物を溶かすようなビルは珍しい現象です。ロンドンのフェンチャーチ通り20番地にある「Walkie Talkie」と呼ばれるビルは、この種の珍しい問題を引き起こし、Disneyのニュースなどでも取り上げられました。
2014年、このビルの反射する太陽光が向かいに停められていたジャガー車を溶かしてしまい、ABCニュースで報じられました。ジャガーの修理には10万円以上の費用がかかりましたが、このビルのまぶしさによる被害はそれだけに留まりませんでした。近隣の企業では、暑さで窓ガラスにひびが入る被害が発生し、350億円相当のビルは、南向きの側面に巨大な日除けを取り付けるために追加の費用を負担することになりました。