キリストの体を包んだ屍衣「トリノの聖骸布」
トリノの聖骸布はキリスト教の聖遺物の1つで、イエス・キリストが亡くなった後の遺体を包んだとされる布です。しかし否定的な意見もあり、中世の大捏造とも言われています。理由としては、放射性炭素年代測定法で調べた結果、オリジナルの布は紀元1260~1390年の間のものと特定されたため。キリストが亡くなったのは紀元33年とされているため、時代が全く違います。
しかし、カトリック教会は公式見解を示していません。また、処刑されたときの状況から血痕がつく場所を割り出すと、こちらも全く異なる場所に付着していたのが判明しました。つまり、トリノの聖骸布は人工的に作られたものとするのが有力な説です。しかし、実際には神のみぞ知る世界。真相は分かっていません。