花火玉の断面
爆弾みたいに見えますが、爆弾ではありません。こんな黒いツブツブがたくさん入った火薬玉が、あの美しい花火になるなんて想像できませんね。火薬玉を半分に割ってみると、なにやら複雑で怪しげな中身です。花火の元となる花火玉の中には「星」と呼ばれる火薬と「割薬」と呼ばれる火薬の粒が詰められています。
星は打ち上がる時に花火の輪っかの部分になり、星の詰め方により輪っかが二重·三重と変化するそう。火薬玉が大きければ大きいほど上空で開く花火も大きくなり、直径30cmほどの10号玉であれば上空で開いた時の直径は300mにもなります。火薬玉の中身なんてそうそう見れないから、めちゃくちゃ貴重だ!