低音の音が響き渡る街「タオスハム」

メキシコ州タオスの街で起こる「タオス・ハム」と呼ばれる現象。この街ではブンブンとうなるような重低音が響きわたります。不思議なのは、外よりも室内、朝よりも夜の方がよく聞こえること。ただし、全員が聞こえるわけではありません。タオスには約4,700人が暮らしていますが、調査の結果全体の2%の人が経験しているようです。

最初の報告があったのは1991年の春で、聞こえる人によれば「ディーゼル車のアイドリング音に似ており、もはや拷問、時々大声をあげたくなるような音」とのこと。実は世界中で報告されているハムですが、原因は未だ不明とされています。場所によってはビルの空調設備が原因とされてこともありましたし、一般的な人より音に敏感な人にのみ聞こえるといった説もあります。他にもさまざまな原因や説がありますが、疑問は深まるばかりです。

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